生涯読書活動事業

生涯読書をすすめる会 スズキコージ つれづれなるままに かく語りき! 報告

《2024年11月4日開催》
絵本作家スズキコージ氏講演会「つれづれなるままに かく語りき!」は、本当に型破りな講演会でした。
スズキコージワールド全開!言葉で「考える」より全身で「感じる」会だったと言うべきでしょうか。

会場に足を踏み入れると、壁にはスズキ氏作の切り絵やバティック(当日に限り写真撮影すべてOK!)が何枚も飾られ、音楽が流れている。
講師のスズキ氏はといえば、カニの甲羅(本物)で作ったマスクをつけて、演台で切り絵作業中。
参加者が珍し気にキョロキョロしていると、いつの間にか話が始まっている…といった具合。
ご自分の幼少期を漫談風に語り始め止まる気配がなく、それがまた面白いこと。
会場のそこここで笑いが巻き起こります。話は縦横無尽、ついには歌あり踊りありのクライマックス。
このころになると、参加者も手拍子を打ち合唱していました。
終わってみると不思議なほど体中に力がみなぎっていて、なんだか愉快な気持ちです。

講演会といえば「講師の言葉を聴いて学びを得、刺激をもらうもの」というイメージを持っていましたが、スズキコージ氏のそれは、まったく異なるものでした。
頭脳で刺激を受けるというより「よし、明日からがんばろう。人生楽しもう」というエネルギーが、心と体に注がれる感じ。

存分に楽しみ、エネルギーチャージできた講演会だったことは間違いなく、参加者アンケートの回答文面にも楽しさが満ちあふれていました。イラストを添え描きしてくださった方も。
みなさん「スズキコージワールド」の住人になったかのようです。

課題を挙げるとすれば、事前のPR(チラシなど)で楽しさをアピールするのに骨が折れること。
どうしても言葉が至らず、楽しさが伝わりにくいのです。
これをどのように宣伝していくか。ここは、私たち運営側が今後、知恵を絞るべき部分だと感じました。

関連記事