学びの場拡充事業

広島大学文藝学校 豊かな人間性を培う人文学 報告

《2024年11月23~24日開催》
広島大学文学部の先生方のご厚意により、毎年米子にて継続してきた「文藝学校」講演会。今回は20回目という節目となり2日間にわたり開催することとなりました。今年のキャッチフレーズは、「豊かな人間性を培う人文学」。1日4コマ×2日間の講義は、レベルは高いけれど難解ではなく、充実した時間となりました。

今回の演題は以下のとおり。一見するだけで知的好奇心をかきたてられます。
「グローバル化と古代語・古典語の世界」
「紫式部と『源氏物語』」
「モンゴル帝国とアフロ・ユーラシアの文化交流:新たな知の時代の幕開け」
「古代中国の呪術系医学」
「古典SFから現実の「ロボットが守るべき倫理」を考える」
「ロンドン英語の昔と今」
「トルストイ『戦争と平和』にみる歴史と個人の運命」
「よみがえる「弱法師」説話~古典を変奏する近現代文学~」

今回は秋の連休に開催したこともあり「あいにく他の予定と重なって行けない」という声が相次ぎました。
終了後も「オンライン開催やアーカイブ配信を考えてほしい」という声を多くいただいています。
本講演会はコロナ禍を除き、リアル会場での開催を続けてきました。しかし20年と言う月日が流れるとともに、多様なニーズが生じていることを実感しています。

今後について、現時点では未定ですが、機会があればオンライン開催やアーカイブ配信などを取り入れ、より多くの方にお聴きいただける環境を整えたいと思います。

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