《2024年5月22日/6月1日開催》
全国で書店数が減少していると報じられる一方、店主の個性が発揮された新たなタイプの書店が次々とオープンしています。NPO本の学校では、昨年に続き「新たに書店開業を志す人たち」に向けたオンライン講座を開設。
2講座で約180名以上の方にお集まりいただきました。
◆第1講座「地域に根差した店づくりと選書の考え方」久禮亮太(くれブックス合同会社代表 / フラヌール書店店主)
2023 年に目黒・不動前にオープンした「フラヌール書店」は、元あゆみブックス店長で、独立後はフリーランス書店員としてさまざまな書店の運営に関わる久禮亮太さんが立ち上げました。
講座では、物件選び、DIYで手掛けた内装や棚づくりの手順、選書の考えかた、ギャラリースペースやイベントの活用など、多数の映像や店内写真を用いながら、具体的に詳しくご説明いただきました。
本講座はオンライン配信と同時に、フラヌール書店に10名限定で受講生を招きハイブリッドで実施。
リアル参加者は、受講後に店内をじっくり見て回られていました。
◆第2講座「急増する『シェア型書店』の研究」和氣正幸(本屋ライター / BOOKSHOP LOVER)
近年、店舗の中で複数の棚主が棚を分割して借り受け本を販売する「シェア型書店」が急増しています。
本講座では、本屋ライターとして全国各地の書店を取材しながら、自らも書店の中でシェア棚運営も行っている和氣正幸さんから、シェア型書店が出来上がるきっかけや、神保町PASSAGE、ほんまるなどの主要なシェア型書店の特徴を解説。
箱店主になりたい人向け、シェア型書店のオーナーになりたい人向けへの心構えなどをお話しいただきました。
シェア型書店そのものは小規模なビジネスながら、地域との連携、コミュニティづくりなどの側面で今後も注目を集めることでしょう。
