<参加受付中!>第24回「本の学校連続講座」

出版の未来像創造事業

NPO法人 本の学校 出版産業シンポジウム 2015 in 東京 ~「本」をめぐる新たな見取図~

1995年から5年間にわたり、鳥取県大山町で開かれた「本の学校大山緑陰シンポジウム」は、2006年には「出版産業シンポジウムin東京」に引き継がれました。

今年10回目を迎える「本の学校・出版産業シンポジウムin東京2015」は、7月4日(土)東京国際ブックフェアが開かれる東京ビッグサイト会議棟で、「「本」をめぐる新たな見取図」をテーマにシンポジウムと4つの分科会を開催します。

いま、これまで出版産業を支えてきた中堅取次各社の苦境が伝えられるなど、出版市場の環境変化は産業の根幹を大きく揺さぶっています。一方で、こうした時代の流れのなかで、人々と本との新しい出会い方を模索する動きが、書店や図書館、地域社会など至るところで始まっています。

こうした動きの現場で何が起きているのかを検証し、それらが豊かな読書環境を作り出すために何が必要なのかを考えます。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

●日時 2015年7月4日(土) 10:00~16:00
●会場 東京ビッグサイト会議棟 http://www.bigsight.jp/

主催:特定非営利活動法人 本の学校
後援:日本書店商業組合連合会、書店新風会、日本書籍出版協会、日本雑誌協会、
   日本出版学会、出版文化産業振興財団、版元ドットコム

特別講演

特別講演

10:00~11:40

書店の現在と可能性―実践する経営者の視点から

共催●リード エグジビションジャパン

経営の厳しさが強調される書店業界だが、これからの書店のあるべき姿を追い求めて模索を続けている経営者も多い。 そんななかでも、従来の枠に囚われない大胆な試みに挑戦し続けている若手経営者3氏を招き、現状認識から将来展望、そして業界への提言まで、前向きにこれからの書店像を語ってもらう。

コーディネーター●星野渉(文化通信社常務取締役編集長)
パネリスト●嶋崎富士雄(文教堂グループホールディングス代表取締役社長)、松信健太郎(有隣堂常務取締役)、佐藤友則(総商さとう代表取締役社長・ウィー東城店店長)

 

分科会

第1分科会

12:40~14:10

「著者の発掘・育成・発表」の新たな形

かつて雑誌などの紙媒体が担っていた著者の作品発表の場は、メディアの変革に伴い、さまざまな広がりを見せている。本分科会では、主にコミックの世界において、既存の紙媒体の編集者が行う仕事の枠にとらわれずに、新たな著者をプロデュースし続ける2名のプロデューサーを招き、著者発掘・育成・関係づくり、プロモーションなど、今後の「本」づくりに必要な視点・スキルを聞く。

コーディネーター●梶原治樹(扶桑社)
パネリスト●菊池健(トキワ荘プロジェクト)、佐渡島庸平(コルク)

 

第2分科会

12:40~14:10

リニューアルは書店に新たな命を吹き込むか?

市場の変化によって書店経営が厳しくなる中、「移転」「増床」「スクラップアンドビルド」など立地や規模を変えることで存続を図る事例は少なくない。その一方、既存の立地・規模を大きく変えず、“新しい書店”に変化する「リニューアル」を選択する書店も存在する。「その街で書店を営み続けるための選択肢」としてのリニューアルの可能性を、実際にリニューアルを実行した書店経営者によるディスカッションを通じて考える。

コーディネーター●和氣正幸(BOOKSHOP LOVER)
パネリスト●長﨑健一(長崎書店)、山崎幸治(一進堂・CHIENOWA BOOK STORE)

 

第3分科会

14:30~16:00

「本との出会い方」~読書情報の変化とこれからの読者像

読者と本の出会い方が多様になってきている。従来、読者が本と出会う環境は書店店頭や新聞書評が主だったが、いまではAmazonレビューなどのWeb情報や、TwitterなどのSNSで多くの読書情報が発信されている。リアルな場での読書会や本に関するイベントも盛んだ。当分科会では、WebメディアやSNS、そして書店の現場から、媒体の枠を超え、読者と本との出会い方を探っていく。

コーディネーター●松井祐輔(『HAB』発行人/本屋「小屋BOOKS」店主)
パネリスト●大西隆幸(ブクログ)、久禮亮太(久禮書店〈KUREBOOKS〉店主)、仲俣暁生(編集者、文筆家、『マガジン航』*編集発行人*)

 

第4分科会

14:30~16:00

図書館と書店でひらく本のまち

図書館、 書店、地方出版、そして…。知の地域づくりを担うアクターがつながると、まちには何が起きるのか?県民投票で決める「贈りたい本大賞」など、図書館と書店合同で読書イベントをしかける山梨県と、「信州しおじり本の寺子屋」はじめ、ユニークな実践で知られる塩尻市からゲストを迎え、本のまちの広がりを熱く楽しく議論する。

コーディネーター● 柴野京子(上智大学)
パネリスト●伊東直登(塩尻市立図書館)、齊藤秀(山梨県立図書館)、須藤令子(朗月堂)

交流会

交流会

18:00~20:00

本の学校 交流会

読者から書店、図書館、取次、出版社そして著者にいたるまで、出版文化を育む人々の交流の場、明日への始まりの場といたします。 本シンポジウムの登壇者、参加者に加えて、日ごろNPO本の学校の活動に参加、ご支援をいただいている皆様をお招きします。

会場●翠苑(TFTビル東館2Fフロア)

 

 

■参加お申込み

<特別講演>10:00~11:40のお申込み (無料)

東京国際ブックフェア 公式Webサイトよりお申し込みください
http://www.bookfair.jp/
・受講券発送などのご案内はリード エグジビション ジャパン(株)からご連絡させていただきます。
・ご登録いただいた方には、今後、DMや電子メールなどの手段により、リード エグジビション ジャパン(株)開催の展示会・セミナー案内をさせていただくことがあります。
リード エグジビション ジャパン(株)の個人情報保護方針は ホームページ(http://www.reedexpo.co.jp)をご覧ください。

東京国際ブックフェアWebサイトへ

<分科会・交流会 のお申込み>

●第1/第2分科会   12:40~14:10
●第3/第4分科会   14:30~16:00

分科会3,000円(各時間帯より1分科会ずつをご選択いただけます)
※昨年度の記録集付き
『変える、広げる本との出会い』  本の学校・編 定価2,592円(本体2,400円+税)

●交流会 18:00~20:00

交流会 5,000円 ※6/20までにお申し込みの方は早期割引で4,000円になります

●分科会・交流会の参加費について。
当日会場受付時にお支払いください。

【7/3(金)追記】事前申し込み受付を終了しました。
これより参加ご希望の方は、当日直接受付にお越し下さい(事前予約の方を優先的にご案内させていただきます、ご容赦ください)。

 

本の学校シンポジウムパンフレット(pdf)

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