<参加受付中!>第24回「本の学校連続講座」

出版の未来像創造事業

『本との 出会いを創り、 育てるために』本の学校出版産業シンポジウム2012in東京

1995年から5年間にわたり、鳥取県大山町で開かれた「本の学校大山緑陰シンポジウム」は、2006年には「出版産業シンポジウムin東京」に引き継がれました。 今年7回目を迎える「本の学校・出版産業シンポジウム2012」は、7月7日(土)、東京国際ブックフェアが開かれる東京ビッグサイト会議棟で、シンポジウム「本との出会いを創り、育てるために」と4つの分科会を開催いたします。

書店数の減少が続き、電子書籍など新たな脅威が登場する中、書店はどうなっていくのか。そんな懸念を誰しも抱く一方で、質の高い店員の手で書籍の魅力を引き出す書店が登場したり、雑貨などと書籍を揃えて新しいライフスタイルを提案する書店が注目を集めるなど、リアル書店の魅力を再評価する動きもあります。本の学校も2011年には経済産業省の委託事業「フューチャー・ブックストア・フォーラム」の検討に参加し、書店の将来について考えました。NPO法人化を機に、新しい活動を始めた本の学校の役割も含めて、書店の将来について議論します。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

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第1部メインセッション

<シンポジウム>10:00~11:40

本との出会いを創り、育てるために――「本の学校」はなにをめざすのか

共催●リード エグジビション ジャパン

書店の経営環境はますます厳しくなっているが、本と出会う場所としての書店空間は、これからも魅力的な場所として存在しつづけることができるのか。存在し続けるためには、何が必要なのか。

昨年は経産省の委託事業「フューチャー・ブックストア・フォーラム」で書店ビジョン作成に携わり、今年NPO法人化した「本の学校」は、本との出会いを創り、育てるために、なにをめざすか考える。

コーディネーター●星野渉(「本の学校」副理事長/文化通信社編集長)
パネリスト●片山善博(慶應義塾大学教授)+菊池明郎(日本書籍出版協会副理事長/筑摩書房会長)+山﨑厚男(日本出版取次協会会長/トーハン会長)+永井伸和(「本の学校」理事長/今井書店グループ会長)

 

第2部 分科会

●第1分科会 12:40~14:10

ローカルな本の環境づくり

既存の教育、行政、出版のシステムが機能不全を起こしつつある中、市民と地域を核とした「知の地域づくり」の必要性が強く叫ばれて久しい。図書館、書店、大学、教育研究機関など、組織を越えたネットワークによる学びの場の拡充を目指す取り組みも様々に行われつつある。本分科会では、地域における図書館と書店の連携について、過去の取り組みを踏まえつつ、書物の環境づくりにむけての可能性・問題点などを討議する。

コーディネーター●柴野京子(上智大学)
パネリスト●内野安彦(松本大学松商短大部非常勤講師・前塩尻市立図書館長)+齋藤明彦(鳥取県東部総合事務所長・元鳥取県立図書館長)+中島康吉(塩尻市・中島書店)

●第2分科会 12:40~14:10

売上を伸ばせる人材をつくれ!

棚づくりや発注、返品、接客など、書店店頭でおこなわれるすべての仕事について、きちんと教わることなく、個々の書店員が試行錯誤をしながら仕事をおこなっているのが、書店の現場の現状である。そうした書店の現場で、本当に必要なものは何か。本分科会では、本の学校の活動の一環である「書店人育成のためのカリキュラム作り」をふまえて、書店の店頭で何ができるのか、何をすべきなのかを考える。

コーディネーター●田中淳一郎(恭文堂)
パネリスト●井之上健浩(久美堂)+加藤勤(ブックスタマ)+阿見信子(トーハン・コンサルティング)

●第3分科会 14:30~16:00

生涯読書―出会う・つながる・つくりだす

揺れ動く時代において「読書」とは何か。読書の悦びに出会うためには、本に触れる機会をいかに確保するかが大切であり、そのための活動や地域でのつながりも育まれている。本分科会では「生涯読書」をテーマに、街の書店、地域で活躍するボランティア、行政の首長がそれぞれの垣根をこえて、未来の読者をどう育てるのか、これから何ができるのかを考える。

コーディネーター●白井哲(地域活動アドバイザー)
パネリスト●西川太一郎(荒川区長)+高橋小織(BOOKS隆文堂)+松本寿栄子(本の学校・生涯読書をすすめる会)+渡辺なお子(本の学校・生涯読書をすすめる会)

●第4分科会 14:30~16:00

リアル書店で“デジタル” をどう活用するか―電子書籍・POD・サイネージ

次世代型書店のあるべき姿を考える際に、デジタルメディアの活用は必須といえる。店頭における電子書籍の販売やプリントオンデマンド、デジタル端末の利用などにより、書店は自らの空間をいかに魅力的に演出することができるか。また、そのために必要なプラットフォーム、人材、コンテンツなどは何か。様々な立場・手法から「リアル書店でのデジタル利用」に取り組む人たちが、課題と展望を語り合う。

コーディネーター●植村八潮(専修大学/出版デジタル機構)
パネリスト●秋山弘毅(三省堂書店)+牛口順二(紀伊國屋書店)+小橋琢己(東京都書店商業組合)

第3部 懇親会

●18:00~

北コンコースレストラン街 カフェテリア マーメイド

読者から、書店、図書館、取次、出版社そして著者と出版文化を育む人々の交流の場、明日への始まりの場にご参加をお待ちします。 (定員に達し次第、締め切りますことをお許しください)



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