第22回「広島大学文藝学校」(広島大学文学部ゼミナール)開催のお知らせ

テーマ「平和と人文学」

広島大学文学部との共催で「文藝学校」を今年も開催します。今なお、世界の各地で戦争や紛争が絶えません。ヒロシマ被爆から81年目の夏、広島大学文学部の先生たちによる「平和」をテーマとした講義です。参加費は無料、ご都合のつく時間だけの受講も可能です。貴重な機会、ぜひ受講ください

日時:2026年7月25日(土)10:30〜17:30
会場:米子市福祉保健総合センター「ふれあいの里」中会議室3
鳥取県米子市錦町 1 丁目 139 番地3
https://www.fureainosato.jp
参加費:無料
受験相談会:16:00~17:00で開催
申込み方法:NPO 法人「本の学校」 事務局宛にメールかファックスでお申し込みください
メール:npobschule@gmail.com
FAX 050-3451-8165
2026 年7月 24 日(金)までにご希望の講座にご登録ください。定員に達した時点で締め切りとします。
登録後、参加に関する情報の確認メールが届きます。受験相談会ご参加の方は登録名を【氏名(フルネーム)・(学校名)】としてご登録ください。

プログラム

10:30~10:40 開会あいさつ

1. 10:40~11:40
「<ヒバクしたものたち>を想像・創造する―表現の可能性と難しさ」

【講師】松永京子(アメリカ・イギリス文学 准教授)
<ヒバクしたものたち>とは何を指すのでしょうか。<ヒバクしたものたち>を文学者やアーティストたちはどのように想像し、創造してきたのでしょうか。そして、それを読む・聴く・観る私たちは、そこから何を想像・創造できるのでしょうか。本講演では、峠三吉の『原爆詩集』、丸木俊・位里の共同制作《原爆の図》、韓水山の小説『軍艦島』などを紹介しながら、文学や芸術作品を通して<ヒバクしたものたち>を想像・創造することの可能性と難しさを問い、共に考えます。

2. 11:50~12:50
「文学は『平和』をどう語るか―被爆文学から世界へ―」

【講師】溝渕園子(比較日本文化学分野 教授)
「平和」とは何でしょうか。文学は、戦争や暴力を直接語るだけではなく、失われた日常や他者の苦しみを描くことでも、「平和とは何か」を問い続けてきました。本講演では、原民喜『夏の花』をはじめ、トルストイ『戦争と平和』、ドストエフスキ―作品、さらに旧ソ連圏の核文学にも触れながら、国境を越えて響き合う「苦しみの記憶」をたどります。文学が持つ、記憶を受け継ぐ力について、皆さまとともに考えてみたいと思います。

12:50~13:40 昼休憩

3. 13:40~14:40
「原子爆弾と広島大学文学部英語学教室」

【講師】今林 修(英語学分野 教授)
広島大学文学部は、広島高等師範学校および広島文理科大学にその淵源を有しています。昭和20(1945)年 8 月6 日午前 8 時15分、人類史上初めて原子爆弾が広島市に投下されました。広島市南区東千田町に所在していた前述の二校も被爆し、多くの学生が学内外で犠牲となりました。その当時、両校において英語学の教育・研究に従事していたのが、山本忠雄博士(1904-1991)と、桝井迪夫博士(1914-1992)です。本発表では、広島大学英語学教室の創成期における両博士の研鑽と学問的営為に焦点を当てるとともに、原子爆弾の投下が教室における教育・研究活動にいかなる影響を及ぼしたのかについて考えてみたいと思います。

4. 14:50~15:50
「倫理学者・西晋一郎と森瀧市郎の平和思想」

【講師】衛藤吉則(倫理学分野 教授)

私たち広島大学倫理学研究室は、伝統的に平和の問題を考えてきました。近年では、平和を教育と結びつけ発信した越智貢先生(広島大学名誉教授)がいます。そして、その源流に平和研究の大元を作った二人の人物がいます。それが今回の講演で取り上げる西晋一郎先生(広島文理科大学教授 1873-1943)と森瀧市郎先生(広島高等師範・広島文理科大学・広島大学教授 1901-1994)です。本日はこの二人の平和思想を解説していきます

●15:50~16:00 閉会の辞
●16:00~17:00  受験相談会(福祉団体活動室)

主催 広島大学文学部・NPO 法人「本の学校」